ヒスタミンはアレルギー、痒みに繋がる神経伝達物質ですが、実は「痒み以外」にも影響しています。
胃での反応…胃酸過多、胃痛
脳…頭痛はもちろん、不眠や眩暈、不安などの情緒的反応
皮膚…痒み、浮腫、からだの硬さ
などなど。
アトピーの人はヒスタミンの過剰でわかりやすく痒くなるので、気をつけていきましょう。
そして、アトピーの人に関わらずHPA軸機能異常(副腎疲労)の人も、ヒスタミン過剰でしんどくなりやすいので、ヒスタミン食材は少なめが楽ちんですよ。
そしてお正月はそのヒスタミンが多い食材がメインで出てくるのでお気をつけください!
お正月の数日間は良くても、その後に体調を崩したり、皮膚が悪化することがありますからね。
お正月や冬に気をつけたい食材3
1.お餅
もち米は高ヒスタミン食材で、大変わかりやすく痒くなりやすいのです。
そして血糖値も大変あがりやすい。=低血糖になりやすい。
この公式は覚えてくださいね。
「低血糖になると痒くなりやすい」
いつぞや福島で食べたお餅三昧
お煎餅、赤飯などももち米なので同じです。
お餅は一回につき一個までくらいがおすすめです。
私はお正月を楽しみつつ、毎年一個は食べるよ〜。
でも連日食べないように気をつけています。
2.粕汁(酒粕)
酒粕はすごいぞ〜。
粕汁なんて、美味しいからごくごく飲んでしまうんだけど、日本酒はヒスタミンが高い醸造酒なので、その粕である酒粕も同じく高ヒスタミン食材でしょう。しっかり痒くなります。
ヒスタミンというのは発酵されたものに多く含まれやすいという特性があるのです。
そもそも3番で記載しますが、酒粕にはアルコールが含まれているので、そりゃ痒くなります。
粕汁を調子に乗って2杯も3杯も食べてしまう日には、私なんかは脳内も興奮しちゃって大体寝つきが悪くなる。
シーズンに命ならぬ皮膚と良質な睡眠をかけて(犠牲にして(笑))、1〜2回/年飲んでいます。(前は鍋一杯作って、一人で流し込んでいたくらい大好きなんだけど、死に目を見ました。)
3.アルコール
お正月になると、お昼からお酒を飲むことが増えませんか?私だけ?
アルコールは体内のヒスタミンの分解をストップさせます。
本当は分解できるはずのヒスタミンを分解できなくなるので、結果体内にヒスタミン量が増え、ヒスタミン過剰症状が出ます。
それから、ワイン、ビール、シャンパン、日本酒などの醸造酒は高ヒスタミン食材です。
アルコールがヒスタミンの分解を妨害するのみならず、そもそもアルコール自体にヒスタミン含有量が高いということです。ダブルパンチで来るので、痒み、そしてしんどさにつながります。
ウイスキーなどの蒸留酒の方がいいか?と言われれば、答えとしては「アルコールは基本的に痒くなりますから、どの種類でも一緒…」です。
さらに低血糖が起きやすく、お酒を飲んだら基本的に夜間低血糖を起こしますので、これまた痒みの誘発と、コルチゾールを使ってしまいますね。
なので、日中にお餅を食べながら、お酒を飲んだら、トリプルパンチで痒みがくる可能性が大きいですよ〜!
ちなみに私は2023年夏前からお酒を飲むのを辞めました。最高にからだが楽です。
楽しみながら、気を付ける
あれもだめ、これもだめ!となると苦しくなりますよね。
そうすると、お正月の時は我慢しても、他の機会などにタガが外れてバカ飲み食いしてしまうこともよくある話です。
ですので、よく特性を知りながら、少しずつ楽しめばいいかと思います。
そして上記の3つを食べたときは、普段よりMgやビタミンC、B群を多く摂るのがおすすめです。
気をつけながら、楽しいお正月をお過ごしくださいね〜^^
【ヒスタミンの詳しい記事はこちら】
▷ヒスタミン過剰で現れる症状
お正月が来るので定期です。
お餅は
「血糖値がとても上がりやすい」
「体が痒くなりやすい」ですよ。
食べた後、血糖値低下に気をつけるのと、アトピーさん(に限らずですが)Mg多め、ビタミンB群しっかり摂るのがおすすめです。
お煎餅も、なかなか痒くなりやすいからほどほどに楽しんでね。 pic.twitter.com/x2dvmxJWi9
— 笹森 香納子 (@kanoko_sasamori) December 29, 2023
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