アトピーと、経皮吸収と経皮毒

アトピーケアあれこれ
アトピーケアあれこれ

経皮吸収という言葉をご存知ですか?

外界のものが、皮膚を介して体内に吸収されることです。

 

人体の部位によって、経皮の吸収率は変わります。

ステロイドは、その薬剤の強さによって、塗る箇所の禁止部位決められています。

ステロイドは体の部位によって吸収率が異なります。吸収しやすいところに強いステロイドを使い続けると副作用が出やすくなることもあり、皮膚科では外用薬を使う場所によってステロイドを使い分けて処方されます。

 

経皮吸収の問題点

口から入った有害物質は、消化管を通り、人体の主要機構・解毒機関肝臓で、90%ほどは解毒排毒されると言われています(肝臓が元気な場合ね。それから、解毒はするけど、その分疲れるし肝臓の炎症につながります)

しかしながら、皮膚(経皮)から入った有害物質は、直接血管に入るため、全身に分布しやすい。

 

血液や体液と共に全身を循環するということ。

 

 

経皮吸収が最も高い部位

 

ステロイドと書いてありますが、基本はどの物質でも、この吸収率は同じです。

 

①陰嚢・大陰唇(デリケートゾーン)

②頬

③前顎

④腋窩(わき)

⑤頭皮

 

角質層が薄い部位は、吸収率が高い傾向がわかります。

 

経皮毒と生活用品

薬品、化粧品、生理用品、美容用品、洗剤…と、特に①~⑤に触れるものは気をつけると良いですよ。

 

たとえば何があるでしょうか?

 

①陰嚢・大陰唇(デリケートゾーン)

・ナプキン、オムツ
デリケートゾーンに直接、しかも長時間触れるナプキンやオムツは気をつけたいところ。

 

※おりものシートも同じ

 

②頬
③前顎
・主に化粧品

 

④腋窩(わき)
・アルミニウム塩を含む制汗剤

アルミニウム塩は擬似エストロゲンとして働き乳ガンのリスクを高めることが分かっています。
ナチュラルな制汗剤もありますし、アロマオイルなどでもかなり代用できますよ。

 

⑤頭皮
・シャンプー、リンス

 

アトピーと関係があるのか

 

基本的にアトピーは

・内臓の炎症
・内臓の機能低下
・栄養不足
・毒素の蓄積
・自律神経の過度や長期の緊張

から来ているとATOPIXでは考えます。

経皮毒がアトピーの全ての原因ではないと考えますが、「治したいときは使わない」のがまずベスト。

それから、アトピーにならない予防手段の一手でもあると考えます。

余分に肝臓を働かせない、毒素を溜めない、身体に負担を強いないためにです。

 

経皮毒は考えなくていいという論争

経皮毒は本当に数mg以下の吸収率なので、全く気にかける必要がないという意見も存在します。

添加物と同じですね。添加物で発がん性が認められるのは、実験に使った添加物の量が製品に使用されている何十倍以上の量だから、「比較にならない」「安全だ」という意見もたくさんあります。

 

 

さて、皆さんはどうするのがいいかと思いますか?

 

要するに、自分で決めていくのがいいです。

その思考のきっかけになればいいなと思います。

 

私はできるだけ使いません。

 

concept

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からだの状態の結果と考えます。
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