梅雨…
それはアトピーの人々の憂鬱な季節でもありますね。(アトピーの人に限りませんが)
実際、梅雨時期にアトピーが悪くなる人はとても多く「せっかく治っていたのに」と気分が落ち込み、余計にアトピー性皮膚炎に拍車がかかることがあります。
今回は梅雨時期、なぜ梅雨時期にアトピーがひどくなりやすいのかの理由と、その対応策を見て聞きましょう
梅雨にアトピーが酷くなる理由
カビ毒の増
言わずと知れたカビですが、その活動が活発になるのは種類にもよりますが20〜30℃と言われています(諸説ありますが)
5月後半から6月の梅雨は大体その間の温度で、また湿度も高いのでカビの活動が活発になります。
これによって、食品や室内、衣服などに存在するカビが活発になります。
カビの胞子は感染型真菌症以外にもシックハウス症候群、喘息等アレルギー疾患の原因となっています。
また多くのカビはマイコトキシンと称する多種の毒素を産生します。
以下資料より抜粋
マイコトキシンの一部を紹介すると、アフラトキシン(Aspergillus flavus等によって産生される発ガン性毒素)、シトリニン(Penicillium citrinum等によって産生される肝臓毒素および腎臓毒素)、トリコテセン系マイコトキシン(Fusarium等によって産生される食中毒性無白血球症を引き起こす毒素)および麦角アル カロイド(Claviceps purpurea等によって産生され、跛行、乾性壊死、豚の無乳症を引き起こす毒素)などが有名である。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/003/houkoku/08111918/002.htm
この毒素が肝臓や腎臓に負担をかけて、アトピー悪化することもしばしば。
カビ毒は日常にある最も身近な毒素です。
昔の日本の家屋は、防寒や遮熱より【湿度】に対して特化した構造なのです。
いかに湿度を逃すか=いかにカビを発生させないか、とも言えます。
それは家屋の傷みだけのことではなく、カビの発生を防ぎ、体に『湿』を溜めないためですね。
生態細菌叢の変化
上の話にもつながりますが、湿度と温度で『菌』(カビも含む)というのは増殖したり活動を止めたりします。
私たちのからだには腸内細菌だけではなく、生体細菌叢という細菌叢が存在。
皮膚、粘膜あらゆるところに菌が存在します。
その為、季節、気温、湿度によって皮膚の常在菌のバランスも変化します。
からだは体力、免疫が高ければ菌を調整することが可能ですが、逆に言えばそれらが弱っている時は菌の勢力争いを調整することができず、からだにとって好ましくない菌が繁殖しやすいのですね。
梅雨の時期に、体力気力が落ちている=免疫低下している場合、好ましくない菌が勢力を伸ばして、そのため腸内はもちろん、皮膚の常在菌のバランスも崩れてアトピー悪化につながることがあります。
梅雨時期に膣カンジダや唇まわりが荒れる人たちもいますね。カンジダも菌です。
『湿』がからだに溜まる
『湿』はからだにたまるのです。
それに対応するためにからだは頑張りますが、何せこちらもエネルギーが必要。
もともとエネルギー(ATP)が少ない人はその対応に疲れたり、はたまたからだの除湿ができず、からだ全体の機能がお疲れモードになりやすい。
からだのお疲れは、アトピーの悪化につながるのは言わずともがな。
気圧や気温の変化でコルチゾール不足
梅雨は、からだとしてのタスクがいっぱい。
・気圧の変化
・気温の変化
・湿度の変化
・天候の変化
・カビ毒での炎症悪化の抗炎症
これらに対してからだはホルモンを出して対応します。
その主たるホルモンが何かというと
『コルチゾール』!
です。(急にテンションが上がるわたし)
(コルチゾール好き)
副腎皮質ホルモンと言われるものですね。
副腎疲労はこのコルチゾールの調整機能が疲れている(機能低下とも表しますが)状態。
アトピーの人はそもそも長年のコルチゾール分泌によって大体副腎疲労気味ですので、梅雨にタスクが増えると副腎も「これ以上タスク増やされると疲れます」状態に。
気圧や気温などへの対応は生命維持に必須のことなので、そちらに注力する代わりに皮膚の炎症を抑えることがしにくくなるというイメージです。
ちなみに南国とかですと、そんなに気温の変化がないので、からだは楽になりやすいですね。タスクが減るので。
対応策は?
じゃあどうしたらいいのか?
たくさんできることはたくさんありますが、まず一番身近で言いますと
除湿
です。
「え〜、当たり前〜」と考えるかもしれませんが、これがなかなかできていない人が多いこと、多いこと。
「クーラーはからだに悪い」
「汗を少しかく方がカラダに良い」
「電気代がもったいない」
などの考えが多いですが、梅雨のアトピーの悪化を防ぐ基本は
・サーキュレーター
・除湿器
・エアコンの除湿
などをフル活用すること、おすすめです。
特に寝る時に、エアコンで室温管理をしていくのはとても有効ですよ。
自分のからだがコルチゾールを使って行うことを、機器で外注するのです。
からだのコルチゾールの節約です。
からだには
・ミネラル量の調整
・湿を祓う食材の摂取
・水分摂取量の調整
・冷やさない
・漢方の併用
などが挙げられます。
特に梅雨時期の漢方は優秀ですね。
栄養アプローチと併用することで、とても効率よくからだの状態を心地よくできます。
(アトピーに限らずどの体調不良もですが)
またじめっとした空気で汗をかくも、汗が蒸発しないため、知らぬ間にからだが冷えていくことも多い梅雨。時にお腹周りを冷やさないようにすること、大事ですよ。
梅雨時期に上げようと思っていた時期から外れて、梅雨が明けてしまいました。
が、まだまだ湿度も高い日が続くので、ぜひご参考あれ〜。
梅雨時期のより具体的な対策として、こちらも一緒にどうぞ!
▷打倒湿度!打倒カビ!打倒梅雨!〜梅雨時期に不調になる人へ〜