タンパク質は人体に必須です。
水を除いた、からだの構成要素の割合が最大のものがタンパク質。
そして栄養療法といえば、まずはプロテイン!みたいな流れもあるのですが、今日はその「プロテイン」について、『まずプロテインはちょっとまった!』のお話をしていきます。
体調不良時の「まずプロテイン」は腸内環境が悪化しやすい。結果
・アレルギーが強くなり
・睡眠の質が低下
・低血糖を起こしやすくなり
・肝臓がより悪くなることも多くあるのでご注意ください。
体調不良の方は低タンパク状態がとても多いのですが、まずは消化酵素と出汁の摂取からがおススメ。 pic.twitter.com/b0u9RNuNFE
— 笹森 香納子 (@kanoko_sasamori) March 9, 2023
プロテインでお腹を壊した人数知れず
プロテインは筋トレ人を初め、タンパク質吸収を大変効率的に行えるサプリメントです。
しかし多くの栄養療法を始める人、アトピーを治したい人たちが陥りやすい状態があります。
それは
腸内環境が悪化する
です。
プロテインは消化吸収にほどほどの体調、そしてほどほど以上の胃腸機能が必要です。
上手く使わないと、良かれと思って飲んだプロテインが、反対に体調を悪い方向に持っていくことがあります。
プロテインを飲まない方がいい人
無理に飲んで、カンジダが悪化した人、下痢した人、お腹がガスっぽくなっている人、多いのですよ〜。
飲まないことを勧める人たちは以下です。
▽この症状の人
・SIBOが強い
・リーキーガット
・遅延性アレルギー持ち
・低タンパク
・ピロリ菌保持者
・カンジダ
▽この状態の人
・過緊張気味の人
・そもそも食事が摂れない人
・低血糖を起こしまくっている人
・HPA軸機能低下(副腎疲労)が強い人
その理由
勘のいい人はご察しかと思いますが、基本的にあらゆる理由で
「胃腸能力が落ちている人」
は一番にプロテインを始めるのはやめた方が無難です。
SIBOがあればリーキガットになっていることが多く、ピロリがいればカンジダも多い傾向にあります。
低タンパクの人はそもそもタンパク質を消化するための胃酸と消化酵素が少ないですし、低血糖、HPA軸機能低下、過緊張の人も胃酸のでが悪かったり胃腸の蠕動運動が低下しています。
親戚がプロテインを飲んだら下痢をしたと言っていました。
下痢はわかりやすい消化不良時の症状ですね。
彼女は低血糖、低タンパク、鉄欠乏気味ですから、そりゃそうだと納得。
まずプロテインではなく、まず「〇〇」
先ほどの飲まない方がいい人リストに入っている方々は、まずプロテインではなく、まず
消化酵素
を摂るのが第一ステップです。
まずは日常生活のなかで食べているものをしっかりと消化吸収できることが先決です。
未消化にならないようにするのが一番大事。
iHerbではここあたり。
1粒であまり便やお腹の感覚が変わらない場合、2〜3粒飲むと変化が出る人もいます。
私が使用しているのはASE Lightです。
こちらは消化酵素ともう一つ解毒もサポートしてくれるサプリ。
ということで、肝臓のサポートも一緒にしてくれることを目的として摂取しています。
大変優秀。
胃酸の補助として塩酸ベタインもおすすでもですが、胃の粘膜が弱っている人は、胃痛を起こすことがありますのでご注意ください。
ピロリがいると、胃酸分泌ができませんし、過緊張や低血糖をガンガン起こしていても胃酸は出にくいですよ。
ということで、まずプロテイン…ではなく、まず消化酵素でいきましょう。
腸内環境が悪化すると、コルチゾールが使われるわ、炎症は起きやすくなるわ、免疫が狂うわ、肝臓が疲れれるわ…と百害あって一利なしです。
そしてもちろん、消化酵素前に、まず「低血糖ケア」ですからね!