「頑張る」の定義が違うと、辛くなる
カウンセリングで「頑張る」の言葉がその方にぐるぐるにからまっているように見えたから「頑張らなきゃいけないんですか?」「頑張るってなんですか?」と素朴な疑問を聞いてみました。
そしたらその方は「生きることは頑張らなきゃいけないこと」だと思っていたようです。
それから、わたしが静かに話を聞いていると、その方は「頑張ることは、自分の苦手なことや嫌なことをすること」だと思っている自分に気づいておられた。
「あれ?なんでわたし、そう思っていたんだろう。」「あれ?違いますよね?」
言葉の定義を書き換える
事実(この場合は「そう思っていた自分と、そう思っていた理由」)を認識することができたら、必ず変わります。なので、認知作業はとても大事。
なので一緒に、『なぜ「頑張る」の定義が「苦手なことや嫌なことをすること」なのか』の理由を、一緒に見つけにゆき、見つけたものは洗濯機に入れて、全部真っ白に洗い流しました。
次にその方は「頑張る」の定義を再構築されました。
それから血糖コントロールとサプリで栄養補給しながら、ストレートでうん十年来のアトピーがほぼ治っていた。
「生きることは頑張ること」で、「頑張ることは自分の苦手なことや嫌なことをすること・我慢すること」なら、生きているだけでストレスMAX。
ずっと交感神経優位で、免疫過剰になりやすく、アレルギー反応強くなりやすいし、胃腸は緊張して栄養吸収しにくくなりやすい。
血糖コントロールだってガタガタでしょう。
ストレス度を左右する自分の「定義」
定義という自分の前提条件がどこかで、少し苦しいモノになっていると、ストレス度が知らぬ間に高くなりやすいのです。
「外は怖いところ」と思って家にいる人と、「外は楽しいところ」と思っている人では、そのストレス度が全く違うでしょう。
前者は、家の中にいても外のことを思うたびに、外に関連することを思うだけで身体が緊張します。
よくあるのは辛い「〜べき」「〜しなければならない」
「〜べき」「〜しなければならない」は、楽しい・嬉しい・感謝・礼儀・信念として反映させるとよいですよ。おすすめ。
この言葉について、辛いことに使うことしか許されないと思っている人も少なくない。
でも実は辛いことに使わなくても良いんですよ。
「暑いから、これはアイスを食べるべき!アイスと言ったらハーゲンダッツでなければならない」
「新幹線に乗ったら、カチンコチンアイスを食べなければならない!」のように、です。