アレルギー検査には、即時性と遅延性があります。
簡単に説明すると、
・食べてすぐ反応するのが即時性(IgE)
・食べてから数時間〜数日後に反応するのが遅延性(非IgE(IgG,IgA))
これで、今回は遅延性アレルギーの1項目のお話。
イーストってなんだ?
こちら2021年あたりに検査して、「食べるものないじゃん」と絶望の底に落ちた私の遅延性アレルギーのリスト。
小麦とか、大豆とか、知っているものはもちろん、この中で一つだけあまり知らないものがありました。
それがイースト。
「イースト」てなんだ?
何に気をつければいいんだ?
と悩みました。
意外なものがたくさんヒットするのですが、除去するだけで結構体感が大きく変わったものの1つでもありました。
そして、「実はイーストに反応しているよね」のアトピーの人って結構いるのです。
イーストは特定の食品に限らず、その保存状態でも大きく左右されるので、自分がイーストに反応しているかが把握しにくいという特徴を持ちます。
では、詳しく見ていきましょう。
あ、イーストは「酵母」です。
(頭痛はあたまの痛みです、みたいな説明)
酵母とは
酵母とは、糖をアルコールと炭酸ガスに分解する微生物のことです。
アルコール発酵を行うので、ビールやワインはこの酵母を利用していますし、ご存じパンも酵母を使っていますね。
発酵する際に独特の香りがあるのが特徴。
ちなみに味噌とか日本酒は麹菌の方ですね。
どうでもいいですが、カルピスも酵母によって作られているらしいですよ。
美味しいですよね。カルピス。
(10年以上飲んでいないけど)
そしてこの酵母、遅延型アレルギーで反応が出た方は、結構強く反応が出やすいみたいですね。
またカンジダを持っている人も、同じくカンジダが強く反応しやすいようです。
ではイースト(酵母)に反応値が見られる場合、どんな食生活を気をつければいいのでしょうか?
イーストの除去食
食べ物で代表的なものはこちら
基本、加工されているものや、発酵食品などが当てはまりますね。
・
そして、もう一つ大事なのは
作り置きした惣菜
に気をつけるということ。
基本はもちろん冷蔵庫ですが、冷蔵保存も長期は向きません。
酵母菌が繁殖しやすいんですね。
大事なのは
「食品自体にイーストが多いので、除去しましょう」の上記同じく
「お腹のイーストを加勢するのでやめましょう」の食品も気をつける必要があります。
代表的なのは、果物や砂糖です。
>イーストは糖をアルコールと炭酸ガスに分解…
と書いているように、糖が大好きなのが酵母ちゃんです。
完全な除去は不可能
真にイースト・フリーにするのは不可能です。
なぜなら、イーストや菌はすべてのフルーツや果物、穀類の表面に存在するからです。
イーストへの過敏性を発見したら、イーストや菌を含む食品をいかにうまく許容出来るか、自分自身で判断していくことが肝要です。
例えば、
・作り置きは何日までなら自分はいけそうなのか?(傷んでいる傷んでいないではない)
・果物の摂取許容量はどのくらいか?
など試して、自分のからだの反応程度を知ることが肝要です。
ちなみに、イースト・フリーはカンジダの除菌を行う時もかなり厳格に行うことが多いですよ。
余談ですが…
私がイーストに大きく反応するようになったのは、多分、炊いて常温で置いていた傷んだお米を食べまくっていたからです。
あと、作り置きして何日も日が経ったものもよく食べていました。
(常備菜に凝っていたので)
で、お顔の皮が鱗のようにポロポロ剥けるという謎の肌状態になったのですが、これがイーストの遅延性でした。
一度過敏になったら、しばらく免疫が暴れて些細な量でも反応するようになるので、3ヶ月くらい(たしか)、結構厳格にイースト除去して、落ち着かせました、
とっても元気な時はそんなに影響のないものでも、からだが弱っている時に、からだへのダメージになりやすいものを連日連続で摂っていると、アレルギー反応が強くなりやすいですので、ご注意くださいませ。
話はそれましたが、冒頭にも書いた通り、イーストに知らずに反応している人って、隠れているだけで結構多い印象なので、アレルギー検査をしていない人も、少し気にして除去してみると、からだが楽かもしれません。
ご参考にどうぞ。