【ビタミンC】がアトピーに必要な理由3つ

アトピー治療記
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ビタミンCの話が続きます。

▽他のビタミンCについての記事
【ビタミンC】を最も必要とする臓器が、アトピーと関わりまくっているという話
【ビタミンC】の効果を最大限に活かす方法

今日はアトピーに必要な理由を3つまとめてお届けします。

 

①抗酸化

「活性酸素」とよく聞きますね。

活性酸素はからだの細胞をつくるタンパク質や脂質、DNAなどを酸化させてしまいます。

また、血管を障害し、老化や癌化を促進するとも言われています。

 

その活性酸素を取り除く(抗酸化)ことをしてくれるのが、ビタミンCです。

 

こちらのブログにも以下のように記しています。

内臓が炎症を起こしていくと、活性酸素が発生。活性酸素により、からだは酸性に傾いていきます。

酸性に傾いたからだは大量に神経伝達物質を放出して、それによって疲労感が強くなり、痛みの感度も上がります。

ビタミンCは抗酸化としての作用を持ちます。

 

 

②皮膚の合成

 

ビタミンCの欠乏症で有名なのが、「壊血病」です。

コラーゲンは動物の結合組織を作る繊維状のタンパク質。

このコラーゲンの生成に必要なのがVCですが、これが足りなくなることで、コラーゲンが生成できず、血管や皮膚がちぎれ、体の組織がバラバラになるのです。

航海をしている人間に多く発症して、バタバタと人が死にゆく中、ライムを積み込んでいた船の乗組員は壊血病にならなかったことから、発見されたのが、ビタミンC。

コラーゲンは皮膚の他にも

・血管
・靭帯や腱
・骨

を作るのにも欠かせないタンパク質の一種です。

皮膚の合成に必須な理由も、分かりますね^^

アトピー治癒初期の人は、出汁(アミノ酸=タンパク質)とビタミンCをセットで飲むことをお勧めしています。(間違っても最初はプロテインじゃない)

 

③コルチゾールの合成

 

ステロイドってご存知ですよね。

湿疹に塗れば初期は劇的に患部の炎症がおさまるおクスリです。

このステロイドは副腎という臓器から出される「副腎皮質ホルモン」の一つ、かの有名な『コルチゾール』を科学的に合成したものです。

副腎皮質から分泌されるホルモンなので「副腎皮質ホルモン」ね。

コルチゾールはその働きは多岐にわたりますが特に覚えておきたいのは

・血糖値の維持
・炎症を抑える(抗炎症)
・免疫をコントロールする

などです。

このコルチゾールを合成する際に必須なのがビタミンCなのですね。

アトピーの人は総じてこの副腎と、副腎に指令を出す脳の機能が低下していますし、ビタミンCも枯渇気味。コルチゾールをしっかり分泌できるようにして、抗炎症に使ってあげるのが肝要です。

 

おまけ・免疫に必須

風邪のときは、みかんや柑橘類を食べろ〜

とよく言いますね!

果物は吸収の良い果糖と、ミネラル、それからビタミンをバランスよく含んでいます。その中でも柑橘系の果物にはビタミンCが多いものが多い。

昔の人は本当にその観察眼がいいと言いますか…免疫に必須な白血球もビタミンCをたくさん必要とする細胞です。

風邪や炎症があるときは、白血球の量が増えます。なので炎症があると白血球の値が高くなりますね。その白血球が必要とするのはビタミンCです(大事なことなので2回言います)

なので、風邪のときに果物食べろ〜、の時の理由の一つは「白血球にビタミンCが必要だよ」のメッセージもあるんじゃないかな、と思います^^先人の知恵。

 

 

ということで、アトピー(と体調不良の人)に「なぜビタミンCが必要か」の理由3つでした〜!

 

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