目の周りに出る赤み、湿疹、いやですよね。
アトピーは見た目にわかる場所に出ると、死ぬほど気分が落ち込みます。
顔だけには出ないでくれ…と何度願ったか。
さて、目の周りの腫れや炎症が、喉や鼻の炎症に関連している場合があります。
上咽頭や副鼻腔などの炎症が目の周囲の組織に影響を与えるためです。
※これは2020年頃の笹森さん
それはこのように、眉間を含めて、目の周りをぐるっと一周するように赤く出るのです。まるで蝶のような形ですね。
頬の高い位置にも発疹が出やすいですね。
原因は上咽頭炎と副鼻腔炎
目の周りから眉間にかけて出るアトピー、皮膚の炎症の多くが、副鼻腔炎や上咽頭炎からきていると言ってよいです。
喉、鼻の中の粘膜が炎症を起こしている。
なぜ上咽頭炎や副鼻腔炎で目周りに炎症が出るのでしょうか?
副鼻腔炎(ふくびくうえん)とは
副鼻腔炎とは、副鼻腔と呼ばれる鼻の周囲にある空洞(副鼻腔)が炎症を起こす状態のことを指します。副鼻腔は、鼻の奥にあり、通常は空気で満たされているのですが、炎症が起きると粘液がたまり、細菌やウイルスが繁殖しやすくなります。
副鼻腔は目の周りに位置しているため、副鼻腔炎が発生すると、目の周りに痛みや腫れを引き起こすことがあります。この炎症が広がると、眼の痛み、視覚の変化、まぶたの腫れなどの症状が現れることがあります。
(こちらの🔗大泉学園耳鼻咽喉科様からお借りしました)
図を見ておわかりのように、額、目周り、頬を中心に炎症していきます。
上咽頭炎とは
咽頭とは鼻の奥の部分で、喉の上部に位置する部分です。
その部位の上位が炎症を起こす状態のことを上咽頭炎といいます。
上咽頭は、鼻腔と咽頭の間に位置し、空気の通り道でして、繋がっておりますので、上咽頭炎は副鼻腔まで広がることがあります。
鼻と目と喉は繋がっている
喉、そして鼻から目の上までは繋がっているので、その部位の表面=目周りに炎症が起きるのです。(「内臓が炎症すると、その部位の皮膚に出やすい」はATOPIXの基本概念です。)
顔面の血管系は複雑で、炎症が上咽頭から顔面の他の部分に伝播することがあります。リンパもそうです。これにより、目の周りの腫れや炎症が引き起こされるのです。
また、皮膚炎として出ていなくても、浮腫むので、顔がもったりすることがあります。
私はここが炎症すると、あっという間に目が腫れぼったくなります。
おすすめケア方法
上咽頭炎や慢性副鼻腔炎は慢性的にコルチゾールを使ってしまうので、コルチゾール分泌の機能低下、副腎疲労(HPA軸機能低下)にも関わってきます。
しっかりとケアしていくことで、余分にコルチゾールを出さなくてよくなるので、疲れにくくなり、またからだを治す速度を加速させます。
上咽頭炎は耳鼻科で「Bスポット治療」という名目でしてくれます。
副鼻腔炎は医師の診察を受けた場合、必要に応じて抗生物質や抗ヒスタミン薬、ステロイドなどの薬物療法が行われることがあります。
自宅ケアとしては副鼻腔炎、上咽頭炎合わせて、以下がおすすめです。
1. 鼻うがい
- 方法: 生理食塩水を使用して鼻を洗浄します。鼻腔内の汚れやアレルゲンを除去し、炎症を和らげる効果があります。
▷鼻うがい「🔗サイナス・リンス」
- 手順:
- 生理食塩水を用意します(市販の鼻洗浄キットを使用するか、自宅で生理食塩水を作ることができます)。
- 洗浄液を鼻に注入し、口から排出します。
- 両方の鼻孔で同じ手順を繰り返します。
余談ですが、鼻うがいをやっている姿は誰にも見られたくないですよね。
2. 加湿
結構大事な加湿。部屋の加湿もいいけど、鼻に油を塗っておくのがいいです。私は護神膏を塗っています。
- 方法: 室内の湿度を適切に保つことで、鼻や喉の乾燥を防ぎます。
- 手順:
- 加湿器を使用して室内の湿度を50-60%に保ちます。
- 定期的に換気を行い、空気の流れを良くします。
3. 炎症物質の排除と抗炎症栄養素の摂取
- まずは炎症を助長する食べ物を取らないこと。小麦、乳製品、添加物、植物油脂(トランス脂肪酸、過酸化脂質の基となる油)など。
- 抗炎症の栄養素
・ビタミンC
・ビタミンD
・ケルセチン
・亜鉛
・オメガ3系脂肪酸
・クルクミン
など。
特にビタミンC、ケルセチン、亜鉛、ビタミンDは必須ですね。
4. 水分補給
方法: 十分な水分を摂取して、体内の粘膜を保湿し、炎症を和らげます。
手順:
水が1.5Lも飲めない人は、低タンパク、ミネラル不足を疑ってください。
その場合は出汁の児海生源をちょびちょび飲むのがおすすめです。
5.グリーンプロポリス
そしてもう一つ私が超おすすめなのは、グリーンプロポリスです。
喉がただれて痛くて痛くて、身体が重くて大変だったのですが、プロポリスエキスのおかげで、ただれた上顎と口蓋垂がほぼ1日で治り、ご機嫌。… pic.twitter.com/Kt1UW3cmn9
— 笹森 香納子|教育家【教育×栄養】 (@kanoko_sasamori) April 18, 2024
なぜなら、グリーンプロポリスには、抗炎症、抗ヒスタミン、抗アレルギー作用があるからです。
メーカーを数種類使ったところ、一番良かったのは🔗馬渡養蜂園さんのグリーンプロポリスでした。
ECストアには売っていないので、お電話されると良いですよ。
プロポリスならなんでも良いのではなくて、グリーンプロポリスがいいので、ご注意を。
私は、綿棒の先につけて、鼻の粘膜の奥をグリグリしています。死ぬほど痛いですが、最初は血がついている(炎症)のが、3日後くらいから、血がなくなり、目の腫れがなくなりました。すごすぎ。
※あくまで経験なので、ご参考までに。
目周りのアトピーは鼻と喉
気になる顔周りも、やっぱりその内側の問題がほとんどです。
しっかりと内側ケアをしていきましょう。
私は、最後に残っていたのが目周りでした。体力が戻って免疫が戻っても、出るので、なんじゃらほいと思っていたのですが、プロポリスで抗菌して、護神膏塗っていたら治りました。
(ただし、日頃の内臓ケアはしっかりしているからこそ、そのシンプルなアプローチで治ったのだと思います。)
お顔に出たらメンタルダメージ1000くらい受けますから(少なくとも私は)、こちら参考になれば幸いです。