ヒスタミン対策にヒスタミンブロックサプリを使ってみた

アトピー治療記
アトピー治療記

 

ヒスタミン不耐症は、選ばれた人のみがなるのではなく、食べ物、生活習慣、腸内環境の悪化、神経伝達物質の不足などでなり得ます。

特に腸内環境が悪いとヒスタミンの分解がうまくできないためにヒスタミンに対して反応しやすくなります。

ヒスタミン過剰で起きる症状一覧はこちら▼
ヒスタミン過剰で現れる症状

今回は、ヒスタミンブロック(DAO酵素)のサプリを使って、これは使わない方がいいなと思ったお話。

 

ヒスタミン不耐症になる

 

わたしの場合、トラウマ発動+長期の精神的ストレスと、それによる睡眠不足腸内環境の悪化、それから最後のパンチにメラトニンの常用グルタチオンでの実験(死に目を見るので真似しないでね)をしたために、一時期ヒスタミンへの感度が異常に高くなったことがありました。

豚肉食べれば赤くなり、味噌を食べれば赤くなる。目が腫れる。

余談ですが、わたしのヒスタミンへの反応は大体いつも豚肉への反応が指標になります。

その時は、「しんどい」の渦中だったのと、精神的ストレスが何から来ているのかがどうにも分からなくて、お手上げ状態。半年くらい不眠状態でした。

そんな中、ストレスへの色んな心理的詮索をしながらも、どうにかしてヒスタミンへの反応を減らしたくて、減らしたくて…

それで、どこからか手に入れた「ヒスタミンブロックというサプリがある」という噂を聞いて、嬉々とし手に入れました。

※お分かりかと思いますが全く根本的解決ではないのですが、試してみたいという好奇心も相まって、「嬉々として」購入。

 

実はiHerbでも買える

ヒスタミンブロックを出しているのはシーキングヘルスという結構品質に信頼が持てるメーカのもの。

 

iHerbでSeeking Healthのサプリが買えることに喜びを感じながら、入手。

サプリ、分子栄養に目が無いというか、好奇心の異様に強い人間なため、それはもうウッキウキでした。

「ヒスタミンブロックのサプリをね、手に入れたんですよ!今日の夜から試してみます!」とその日は菊池先生に嬉しそうに言ったのをよく覚えています。(サプリを試すのが一時期趣味のようになっていて、その楽しみや効果のほどを共有、共感、考察をいつも話していたマニアックさ))

 

成分はこれ

 

  

ビタミンCが入っているのは、ヒスタミンの抑制というより、DAO酵素反応のためと推測。

飲み方は「ヒスタミンが豊富な食品を摂取する15分以内に1カプセルを服用するか、医療専門家の指示に従って服用してください」と表記あり。

 

飲み方が分からなかった

 

「サプリの一日上限量ってどのくらいなんだろう。」
「というか、日本人と欧米人でDAOの量って違うよね、ええと…」

と、一応できる限りの検索能力を持って、1日3回使っていいものなのか、許容量を調べたものの、調べきれず。結局手探りで飲むことに。

とりあえず、その日の晩に食事前に1粒。

次の日の朝、昼も食事前に一粒と、とりあえず食事前に摂ってみる作戦を実行。

 

そこで全身の変異発生

 

そこで、飲み始めて1日目の晩、異常発生。

肌が全身乾燥したような、熱く砂漠状態のような体感に。

さらにお腹、首まわりが異様に痒いのと、口角炎が発生。

もちろん湿疹が出てきて、出方が、アレルギーぽくなくて、これは…体験したことがある…湿疹。

それは…

「ミネラルとビタミンが超不足している時の出方だ」

そこでハッと気づきました。

 

「DAOの時に使われる栄養素ってなんだっけ」

(遅い)

DAOに必要な栄養素

 

酵素というのは、それだけ単体で働くのではなくて、何かの栄養素(ビタミン・ミネラル)とともに働きます。

DAOがからだで使われるために必要な栄養素は

・ビタミンB6
・ビタミンC
・マグネシウム
・亜鉛
・銅

です。

そして、正確にいうと直接的ではないけれど、ナイアシンをがっつり使う模様。

で、これは完全な予想なのですが、DAO酵素をからだが使うのに、ビタミンとミネラルをごっそり使われたんでしょうね。

まるでナイアシン欠乏症として有名なペラグラや、完全に亜鉛、ミネラルが不足しているときに出る肌感(乾燥していて、肌が崩れ落ちる感じ)でした。

それから、脳がとっても熱くて、オーバーヒート状態。

沸騰している感じで、2日間くらい寝るのも眠れずでした。(特にささもりさんは脳が過活動になりやすいので)

 

ホルモンと同じくらい繊細な酵素バランス

 

あと全身の倦怠感もすごくて、完全にサプリによって疲れていました。

「こりゃ使い続けたらやばい」

とすぐにストップ。吸収率の高いと言われる品質の良いサプリメーカーの、ビタミンB群と亜鉛、マグネシウムを多めに取りましたが、状態が完全に回復する体感までには2週間くらいかかりました。(肌の治りも遅かった)

 

そして、全然違う時に、分子栄養学にとても詳しい先生とその話をしたのですが、その時

「酵素って、種類によってはホルモンと同じくらいとてもセンシティブホルモン摂取しているのと変わらないくらいだから、安易に摂っては危ないのよ

みたいなことを教えてもらいました。

確かに。

言われてみれば当然…

メチレーションに関わるような酵素群ですから、ものすごく繊細な使い方が必要です。

…と後になってものすごく腑に落ちました。(遅い)

 

ビタミンやミネラルサプリとは一線を引く

 

例えば、ビタミンCだったり、マグネシウムなどのサプリは摂りすぎることってさほどないのと、摂りすぎても尿中に排出されたり、下痢になったりして「あ、もう要らないんだな」が分かるものたちですが、酵素やホルモン系は全く違いますね。

ホルモン系は詳しいお医者さんが必要で、数mgを慎重に取り扱うくらいです。

メチレーション等に関わっている酵素もそうなのだろうな。

 

 

 

ので、ヒスタミン不耐症だから!と言って、軽々しくヒスタミンブロックを使うのはおすすめしません。

 

という、過去の自分の被害者を出さないためのブログでした。

ご参考になれば、幸いです。

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