『低血糖症』と言われる血糖値の変動パターン

アトピーケアあれこれ
アトピーケアあれこれ

前回のブログで、【『低血糖症』は血糖値が低いだけじゃない!】と言いましたね。

そこにも挙げましたが、いくつかある低血糖症の種類について、リブレ※のグラフを見ながらそのパターンを詳しく見てきましょう。

 

理想の型 『ゆるやか』

食事中からゆっくりと緩やかに上昇し、食後30-60分後に最高値になります。(大体自分の平均値から20-40mg/dl上昇する)

そして、下がるのも緩やか

コレが最も理想とされる理想的な血糖値の上昇・下降です。

(平均値は人によって違います。) 

 

低血糖症の基本の型 「反応性低血糖症」

食事をすると急に上がって、急激に下がる。

(ちなみに食後の眠気は下がる時にくるよ)

これは初期に多い、というか、コレが長期に渡ると

・膵臓機能がどんどんと低下し、
・インスリン抵抗性が併発したり、
・HPA軸機能低下(副腎疲労)になり…

といろんな不調を起こしたり、不調に拍車をかけます。

この時点で、早期に対策できると不調への道を止められやすいかと。

 

クライアントに最も多い「乱降下型低血糖症」

食後の急上昇、その後の急降下があります。

また食事をしていなくてもギザギザと上下を繰り返していますね。

コレは低血糖が起きる!と感じたからだがアドレナリンを使って血糖値を上げるからです。

精神的なストレスからくる自律神経の緊張も背景の一つに存在します。

 

私の元にくるクライアントさんで最も多いタイプです。

 

吸収できている?!「無反応性低血糖症」

 

食事をとってもほとんど上がりません。

背景に様々な要因がありますが、無反応性の人に通じる顕著な症状は

・不安感が強かったり
・情緒が安定しなかったり
・いつもだるくて
・疲労感が強い

ですね。

そら、人間の最も必要であるエネルギー源の糖(グルコース)を吸収できていないのですから、疲労感はもちろん不安感がやってきます。

死にかけている時に、楽観的になることってないでしょ。

無反応性は過食症の人にも多い印象です。

無反応性の場合はメンタル(自律神経)も大きく影響します。

一般的な補食や栄養療法をしてもあまり効果がないこともありますので、専門家と一緒にやった方が良いです。

 

 

耳タコのまとめ

低いだけが「低血糖」じゃないということと、

低血糖はアトピーはもちろん、
不調を【加速・助長】させる最大要因の一つ
でもあります。

早期に対策することをおすすめします。

 

注意事項

※リブレ
間質液中のブドウ糖(グルコース)を計測する機械です。本当の血糖値とは約15分ほどタイムラグがあるとされています。(リブレの方が遅い)

血糖値と間質液中のグルコース値は高い相関性があるとされています。(リブレ公式より引用)

※追記
今回のグラフは一般的に使われるリブレで血糖値を見た際に、その低血糖症の種類がわかるように作成しました。ATOPIXとしての見解です。参考資料としてどうぞ。

 

 

 

 

▽低血糖と血糖コントロールに関する記事一覧▽

アトピーに「血糖コントロール」が必要な3つの理由
補食をする3つの理由〜アトピー×低血糖症〜
・【保存版】基本の血糖コントロール方法

 

 

 

 

 

▽カラフルなインスタ始めました▽

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ササモリ カノコ(@atopix_knk)がシェアした投稿

 

 

concept

ATOPIXでは、
アトピー性皮膚炎を病気として捉えません。
からだの状態の結果と考えます。
アトピーが現れるからだの状態について
からだのしくみを
分子栄養学、東洋医学、中医学、神経系、心理面を
あらゆる角度から見て
その治療方針を情報を発信するサイトです。