カンジダは私たちの身体に常在菌として存在する真菌の一種です。
カンジダの影響でアトピーが中々治らない人はとても多い。
カンジダ症の概要についてはこちら
▷「アトピーに多大に影響を与える「カンジダ症」」
カンジダアプローチをしたら、1週間でここまで綺麗になった人もいます。
そのカンジダは、まずはお砂糖が大好きなのは有名ですね。
しかしお砂糖以外にもカンジダを喜ばせるもの(=増殖させてカンジダ症になっていくきっかけになるもの)がたくさんあります。
カンジダ菌が喜びそうなものランキング
1位:抗生物質(抗真菌薬以外)
腸内細菌叢のアンバランスを引き起こし、真菌の増殖を招く可能性があるから。
2位:ステロイド
免疫力が低下し、真菌が増殖しやすい環境を作り出す可能性があるから。
3位:単純糖質・鉄剤
カビの餌となる可能性があるから。
理由
1位:抗生物質(抗真菌薬以外)
カンジダ菌は、特に抗生物質の使用後に増殖しやすくなります。これは、抗生物質が腸内のバランスを崩し、カンジダ菌の増殖を促進するためです。
抗生物質は必要な菌も不必要な菌もある意味平等に殺してきます。
ですので特に、抗生物質を使った後に、体調や免疫が上がらぬまま、砂糖製品をよく取り、低血糖をガンガン起こしていたら、カンジダの心地よい環境になりやすく、増殖しやすい。抗生物質は人類を救ってきた素晴らしい薬ですが、その使い方には注意が必要です。
ちなみにどうしても抗生物質を摂取する時は、抗生物質でも死ににくいという菌を摂取しましょう。有名なのはミヤリサンです。
2位:ステロイド
ステロイドは免疫抑制作用があります。これにより体の防御機能が低下し、カンジダ菌の増殖を招くことが多い。免疫抑制作用と抗炎症作用を持つ強力なステロイドですが、免疫を抑制するということは、菌を増殖、招き入れやすいということをお忘れなく。
3位:単純糖質・鉄剤
単純糖質や鉄剤は、カンジダ菌の主な栄養源であるため、これらの摂取がカンジダ感染症を悪化させることが多い。
貧血の方や、栄養療法でよく使われる鉄剤ですが、実はカンジダの増殖に繋がりやすいという側面も持ちます。ですので、ATOPIXでは諸々の理由からあまり鉄剤をおすすめしていません。
単純糖質とは、ブドウ糖(単糖)、果糖(単糖)、ガラクトース(単糖)、ショ糖(砂糖)(二糖類)、乳糖(二糖類)、麦芽糖(二糖類)などのものを指します。ちなみに、精製されていようがされておらまいが、単純糖質は単純糖質です。
「精製されたお砂糖は使っていません。黒糖結構食べるんですけど、それはどうですか?」と時々聞かれますが、どちらもカンジダが好むのは変わりません。砂糖は砂糖です。
カンジダは低血糖を誘発する
ATOPIXではまずサプリより、食事と血糖コンロールが基本だよ!と再三いっています。
その低血糖症ですが、カンジダは低血糖を誘発します。
カンジダ毒素はミトコンドリアの クレブス回路(クエン酸サイクル)の正常な回転を阻害
↓
ミトコンドリア機能障害に繋がる
↓
低エネルギー状態へ
↓
〝低血糖〟を起こしやすくなる
つまり
低血糖×免疫異常=カンジダ症になっている可能性が高い!と言うことができます。
そして低血糖になっても、腸内環境が悪化するので、カンジダが増えます。
低血糖→カンジダ
カンジダ→低血糖
という、卵が先か鶏が先か…の状態になりがちなのが想像できますね。
セルフカンジダチェックに
カンジダ症があると、なかなかアトピーが治りにくい。
カンジダの検査は、有機酸検査やGi-MAPという検査で行えますが、結構高額。
検査は栄養療法をしている病院で行えることがほとんどです。
でもアトピーがなかなか治らず、その状態が長期の場合で「いるの?いないの?」と思った時に、検査の前に、今回の「カンジダが喜ぶこと」を長期間行っているのであれば、カンジダ症を併発していることがほとんどと考えていいでしょう。
ご参考になれば幸いです。
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