カンジダが喜ぶ(増えてしまいがちな)3つのこと

アトピーケアあれこれ
アトピーケアあれこれ

カンジダは私たちの身体に常在菌として存在する真菌の一種です。

カンジダの影響でアトピーが中々治らない人はとても多い。

カンジダ症の概要についてはこちら
「アトピーに多大に影響を与える「カンジダ症」」

 

カンジダアプローチをしたら、1週間でここまで綺麗になった人もいます。

 

そのカンジダは、まずはお砂糖が大好きなのは有名ですね。

しかしお砂糖以外にもカンジダを喜ばせるもの(=増殖させてカンジダ症になっていくきっかけになるもの)がたくさんあります。

カンジダ菌が喜びそうなものランキング

 

1位:抗生物質(抗真菌薬以外)
腸内細菌叢のアンバランスを引き起こし、真菌の増殖を招く可能性があるから。

2位:ステロイド
免疫力が低下し、真菌が増殖しやすい環境を作り出す可能性があるから。

3位:単純糖質・鉄剤
 カビの餌となる可能性があるから。

 

理由

 

1位:抗生物質(抗真菌薬以外)

カンジダ菌は、特に抗生物質の使用後に増殖しやすくなります。これは、抗生物質が腸内のバランスを崩し、カンジダ菌の増殖を促進するためです。

抗生物質は必要な菌も不必要な菌もある意味平等に殺してきます。

ですので特に、抗生物質を使った後に、体調や免疫が上がらぬまま、砂糖製品をよく取り、低血糖をガンガン起こしていたら、カンジダの心地よい環境になりやすく、増殖しやすい。抗生物質は人類を救ってきた素晴らしい薬ですが、その使い方には注意が必要です。

ちなみにどうしても抗生物質を摂取する時は、抗生物質でも死ににくいという菌を摂取しましょう。有名なのはミヤリサンです。

 

 

2位:ステロイド


 ステロイドは免疫抑制作用があります。これにより体の防御機能が低下し、カンジダ菌の増殖を招くことが多い免疫抑制作用抗炎症作用を持つ強力なステロイドですが、免疫を抑制するということは、菌を増殖、招き入れやすいということをお忘れなく。

 

 

3位:単純糖質・鉄剤

単純糖質や鉄剤は、カンジダ菌の主な栄養源であるため、これらの摂取がカンジダ感染症を悪化させることが多い。
貧血の方や、栄養療法でよく使われる鉄剤ですが、実はカンジダの増殖に繋がりやすいという側面も持ちます。ですので、ATOPIXでは諸々の理由からあまり鉄剤をおすすめしていません。

単純糖質とは、ブドウ糖(単糖)、果糖(単糖)、ガラクトース(単糖)、ショ糖(砂糖)(二糖類)、乳糖(二糖類)、麦芽糖(二糖類)などのものを指します。ちなみに、精製されていようがされておらまいが、単純糖質は単純糖質です。

「精製されたお砂糖は使っていません。黒糖結構食べるんですけど、それはどうですか?」と時々聞かれますが、どちらもカンジダが好むのは変わりません。砂糖は砂糖です。

 

カンジダは低血糖を誘発する

ATOPIXではまずサプリより、食事と血糖コンロールが基本だよ!と再三いっています。

その低血糖症ですが、カンジダは低血糖を誘発します。

 

カンジダ毒素はミトコンドリアの クレブス回路(クエン酸サイクル)の正常な回転を阻害

ミトコンドリア機能障害に繋がる

低エネルギー状態へ

〝低血糖〟を起こしやすくなる

 

つまり

低血糖×免疫異常=カンジダ症になっている可能性が高い!と言うことができます。

 

 

そして低血糖になっても、腸内環境が悪化するので、カンジダが増えます。

低血糖→カンジダ
カンジダ→低血糖

という、卵が先か鶏が先か…の状態になりがちなのが想像できますね。

 

 

セルフカンジダチェックに

カンジダ症があると、なかなかアトピーが治りにくい。

カンジダの検査は、有機酸検査やGi-MAPという検査で行えますが、結構高額。

検査は栄養療法をしている病院で行えることがほとんどです。

でもアトピーがなかなか治らず、その状態が長期の場合で「いるの?いないの?」と思った時に、検査の前に、今回の「カンジダが喜ぶこと」を長期間行っているのであれば、カンジダ症を併発していることがほとんどと考えていいでしょう。

 

ご参考になれば幸いです。

 

 

concept

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