アトピーの湿疹がなかなか治らない人の大きな理由の一つは「カンジダ」です。
※これはカンジダだと思われる方々のお写真
今日はカンジダの基本的な知識をご紹介。
カンジダは腸にも存在する
「カンジダ」と聞くと多くの人が「え?性病の?」と思われるかもしれませんが、カンジダじゃ膣だけではなく、腸にも存在します。(口腔内にも存在しますよ)
カンジダは珍しいものではなく、口腔、消化管、皮膚、性器などに存在する常在菌で身体と共に存在します。
免疫や体力がある時、身体の状態が正常な時は大人しくしているのですが、そのバランスが崩れると、勢力をまし、増殖・侵食してきます。
腸カンジダが増えると起きる症状
腸カンジダによって起きる症状は多岐に渡りますが、その中でもカンジダによって起きる代表的な症状はリーキーガットと言われています。
小腸の粘膜上皮細胞間のタイトジャンクションが緩んでしまい、異物が血管内に侵入してしまう状態です。リーキーガットは全身に異物という名の「最近、毒素、未消化のタンパク質」を回していきます。
また「カンジダの代謝産物(アセトアルデヒド)」を肝臓がずっと解毒することになりますので、肝臓ももれなく疲労していきます。
肝臓の機能が落ちるということは、全身の解毒機能も落ちていきますので、身体としてはどんどん疲れていきます。
リーキーガットで起きる症状
リーキーガットはあらゆる不良の根底に存在すると言われています。
・原因不明の熱
・筋肉痛・関節痛
・胸やけ
・息切れ
・吐き気
・腹痛
・抜け毛・もろい爪
・お腹の張り
・消化不良
・不眠症
・記憶力低下
・集中力低下
・不安感
・まとまらない考え
・疲労感
・下痢・便秘
・口臭
・神経過敏
・食欲低下
・ニキビ
・じんましん
・喘息
・アトピー性皮膚炎
・クローン病
・過敏性腸症候群
カンジダによっても起こる、リーキーガットがどれだけ身体にあらゆる影響を与えるかが分かりますね…
カンジダの人たちの写真
アトピーの人でカンジダの影響を受けていない人はほぼいないんじゃないかと思うくらい、多くの人がカンジダ症です。
ステロイドを長期で使っている人は、十中八九、カンジダの影響が強くなっていると考えて良いでしょう。
なぜならステロイドの薬効は「免疫抑制」です。
免疫が抑制され続ければ、カンジダを「どうどう」と嗜める役割がなくなるので、カンジダとしては「うるさい奴がいないから今のうちに仲間増やして勢力拡大しようぜ」状態です。
ます最初にできる対策
シンプルにこれです。
カンジダを最も増殖させる行為と言っても過言ではないのが、空腹時に砂糖の入った食品を摂取すること、です。朝の起き抜け、夕方の空腹時など、胃腸がある程度空っぽになっているときに摂取する砂糖は、カンジダの餌になりやすい。カンジダの影響を感じている人は、特に朝一番の甘いものは控えるが吉。
— 笹森 香納子 (@kanoko_sasamori) March 31, 2024
このXの投稿を見たカンジダの影響が少し出ていた方が、空腹時の甘いものを一切やめたところ、体調がとてもよくなったとのことです。DMでお礼をお伝えしてくださいました。
カンジダは食生活で大きく変わりますからね。
ということで、ATOPIXとしてのカンジダの話、どんどん続きます。