SIBOをファスティングで治した話

アトピー治療記
アトピー治療記

今回はSIBOをファスティングで治した話。

 

 

そもそもSIBOってなあに?という人はこちらを御覧ください。
「SIBOってなあに?」

SIBOがどうしても変化させられなかった

肌もほぼ落ち着いて、「体の炎症も無くなってきているね〜」と菊池先生と話をしていた、治療から3年目の春。

一向にSIBOだけは治らずで大変困り果てておりました

低血糖ケアもサプリでの栄養補給はばっちしなものの、すでに増えてしまっている好ましくない菌の勢力が強すぎて、その菌たちが好きな食べ物を食べるとお腹がゴム風船のように膨らむ始末。

普通に低FOD MAP食をしていればあまり問題ないのですが、特に反応しているものが、「芋類」「玉ねぎ」「長ネギ」とかでして、特に玉ねぎは何にでも入っている&料理の万能選手な為食べれないとなると至極不便だったわけです。

また、SIBOが強くなる食べ物を食べて、お腹ゴム風船化ガス爆発しますと、確実に睡眠の質が低下することを体感していたのでどうにかしたいと思っていました。日中何と無く食べたものに原因食材が入っていると寝られないなんて不便極まりない。

そこで思い立ちました。

「ファスティング中は腸内細菌がめちゃくちゃ減るので、ファスティング中に菌という菌を減らして、その後植菌をして菌の総入れ替え作戦をしてやろうではないか」

 

お腹に好ましくない菌が大量にいると、新しい良い菌を入れても、「もう君たちが入るスペースはほとんどありませんよ〜!はっはっは!」とニックキ悪玉の勢力争いに勝てないので、それならば、撃退してから椅子取りゲームのように良い菌を大量に入れてやろうという魂胆です。

結果上手くいきました。(上手くいくもんだと感心しました)
んじゃ、ファスティング開始です。

 

ファスティングは血糖コントロールと糖質の量が鍵

ちなみに最初に言っておきますが、ファスティングはからだの炎症がある程度落ち着いて副腎疲労もほぼ無くなって、血糖コントールも自分でできていて、緊張気味ではない(アドレナリンが出ていない)ことが前提です。

これを見て、「よし!じゃあファスティングしよう〜!」と思ったアナタ、一旦STOPです。
さらに、ファスティングを始めてする場合は必ずトレーナーをつけて行ってくださいね。

私は最初に行ったのが25歳くらいの時で、その時はトレーナーをつけて行いました。

この時はトレーナーをつけていませんが、毎年1〜2回やっていたので自分で行いました。

ファスティングの要は”血糖コントロール”と”糖質の量”のバランスです。
血糖コントロールは体感も大事ですが、間質液の糖の値がわかるリブレを使ってしっかりチェック
糖質は気持ち多めのドリンクで行っています。(痩せる目的ではないのと、副腎に負担をかけたくなかったので)

また同時に糖代謝の円滑な動きのためを主目的としてビタミンとミネラルをしっかり入れます。(通販とかで売っているファスティング酵素ドリンクなどは糖質めちゃ多くて明らかにビタミンミネラル足りないのでおすすめしないよ)

さらに糖新生やケトンのための肝臓サポートを行いつつ、筋肉の減少を防ぎたいのでアミノ酸系もしっかり入れます。あと。重要です。

しかし、ここで絶対に食物繊維を入れないこと。
今からSIBOはびこる菌を撲滅したいのに、食物繊維というエサをあげてしまうと、生き延びちゃうからね…。

 

SIBO仕様に+α

基本の
・糖質ドリンク
・ビタミン、ミネラル
・アミノ酸
・塩

にプラスして

・除菌ハーブ/夜の寝る前と昼過ぎに1回ずつ
・梅肉エキス/日中の間に1〜2回

を摂取。

除菌ハーブはカンジダ除菌用に使うようなものです。私はちょい専門的なメーカーのを使用しました。

 

我らが梅肉エキス様も抗菌作用を持ちますので、しっかり摂取。ただし口内にい続けると歯のエナメル質が溶けたりするので、しばらくしたら口を濯ぐなどする必要あり。

 

「菌が死んだときに変な毒素をばら撒いたら嫌だな〜〜〜」と思って吸着のためにクロレラを入れようか悩んだのですが、クロレラも多少繊維質な感じがして、入れるのはやめました。

ファスティング期間は準備食2日、ファスティング5日、そして回復食に10日間かけました。

 

肝は回復食

腸の状態を良くするには、回復食が肝心要です。
ファスティングでごっそりへった腸内細菌を、お次は総入れ替え作戦ですから。何を摂取して、何を摂取しないのかが超大事。

回復食の基本(肉の食べ始め、糖質の食べ始め)などはここでは言及しませんが、その他で気を付けたことは以下です。

 

・回復食の基本は5日間くらいはお肉を食べないのですが、私は7日くらいは食べないように。(腸を傷つけないため)

腸壁の再生のために出汁を入れまくる(本当はグルタミンを入れたいところですが、わたしはグルタミンで脳が興奮してしまうので使用不可)

・SIBO反応の強い食材は食べない(菌を増やさないために)

プロバイオティクスを3〜4メーカ、入れる

・育菌のためのプレバイオティクスをふんだんに追加

添加物、小麦、乳製品、アルコール、カフェインは完全カット

・梅肉エキスは1日1回飲んでおく

・発酵食品もあまり食べすぎないように

 

ですね。
これを1ヶ月くらい行いました。

プレバイオティクスは3ヶ月くらい続けて、プロバイオは2ヶ月目から2種類くらいに変えたかな?(曖昧)
プロバイオでめちゃくちゃ良かったのは、消化管の細菌のサポートサプリ。私の消化管にはドンピシャでした。

※長いので使ったサプリは別ページでどうぞ
SIBO撃退ファスティングの回復職で摂取した腸内細菌関係サプリはこちら

 

1ヶ月半後くらいにSIBO食材を食べてみると…

なんとガス爆発もゴム風船化も起きない〜!
と歓喜でした。

玉ねぎが食べられるって最高〜!と思いながら、これを書いている今日も玉ねぎを使ったスパイスカレーを作っております。

ただ!
疲れていたり、暴食したり、その他諸々あまりからだによろしくないことをしていると、「あ、なんかSIBOになりそう…」という時があります。(下腹がぽっこりしてくる、べんが細切れになる、ガスが最盛期ほどではないけど多くなってくる)

なので、食材は連続して同じものを食べすぎないようには意識しています。
あともちのろんで、体力を落とさないようにせっせと心地よい生活を心がけて…いる…はず…(自信なし)

 

気をつけること!

あくまで、SIBOって自力でこうやって治せるんだな〜程度の参考になればと思うのですが、気を付けたいのは先ほども言ったファスティングの前提条件であること

からだの炎症がある程度落ち着いて
副腎疲労もほぼ無くなって
血糖コントールも自分でできていて
緊張気味ではない(アドレナリンが出ていない)

にプラスして

・カンジダが酷くない
・回復食をやり切る確固たる意志を持つこと

です。

カンジダはファスティングと併用して除菌する方法もありますが、カンジダが死ぬ時毒素をこれでもかと撒き散らして、それを吸収した人間がグロッキーになるダイオフ症状などもありますゆえ、カンジダが強い人は安易にSIBO対策〜!とやらないように。

またファスティング中は血糖コントロールをしっかり行えると食べないことが辛くないですが、食べ始められるようになった回復食は食物のおいしさに欲のタガが外れやすい。ここで暴飲暴食はもちろん厳禁のこと、SIBO対策にプラスで行うことをやり続ける意思は結構大事なポイントかと思います。

 

ということで、今やなんでも食べれらる、SIBOを克服した笹森より。SIBOに悩む方の参考になれば幸いです。

 

 

 

ちなみにリブレは今はセンサーだけで、本体はスマフォのアプリ(無料)でOKですよ。

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