アトピー治療記①〜初診時の状態と見立て〜

アトピー治療記
アトピー治療記

さて、巷に溢れる「アトピーは〇〇したら治る!」の情報を片っ端から試していた時期が前回。
▷🔗【アトピー治療記0】副腎疲労の典型状態(低血糖・糖質制限・カフェイン中毒)

 

どれも最初は良くなったり変化が出るのですが、いつも頭打ちに。

アトピー治療記③〜治療の道のりと副腎疲労の影響〜

この表の通り、治った?!と思ったら悪くなり、を繰り返していました。

で、最終的にステロイドで体を騙し騙し過ごしていたのですが、途中で自分を騙すことに疲れたんですね。

「いや、もう気にしないで生きたい。そのために、本腰入れて治すのだ。でももう自分一人でできない。もう自分一人で十分やってきた…」

と強く思い始めると、あら不思議。人って、本当の思いであれば、その通り引き寄せるものです。
きくち針灸院に出会います。

そう、このATOPIXの共同運営者の菊池先生は、私のアトピーを一緒に治してくれた先生なのです。

 

 

初診までのメールでのやりとり

◆問い合わせ内容

【わたし】
初めまして。笹森香納子と申します。アトピーの治療で通いたいと思っております。
長年様々な方法(ステロイドを使わずに)で治療を試みてきましたが、様々な節制に心身ともに疲れてしまい、ここ2年ほどステロイドを使い始めました。しかし治らずです。
どうぞ治療、アドバイスのほどよろしくお願いいたします。

 

【返信】
メールも拝見させていただきました。お問い合わせありがとうございます。
アトピーでお悩みなのですね。メールを見させていただいた感じだと、精神的にも少し疲れた感じでしょうか…
その場合はあれこれ指導はせずに、1ヶ月くらいは任せていただいて、身体にも心にも余裕が出たら少しずつセルフケアを増やしていけると良いのかな?と感じました(違っていたらすみません(^◇^;))

 

【わたし】
早速のご連絡ありがとうございます。そうですね。確かに、少し疲れています。あれやこれやってきて、最終的にステロイドに頼ってしまったり、それでも効果が得られなかったりで。
ご指導のご配慮ありがとうございます。

 

文中からお分かりの通り激疲れています。

自分で、もう調べたり、考えたり、悩みたくない。という状態。

それを汲み取ってくださった菊池先生。ありがたかったですね。

初診に行った時は、針灸院らしくない、おしゃれな造りの院だな〜と思いました。

 

初診当時のメモ(2019/3/12)

 

体調:全身にステロイドを使っている。体には very strong、顔には medium。 ステロイドが効かなくなり(特に体)副腎疲労の症状が強くなってきている。

見立て・感想:
腸・肝臓・腎臓が弱っていて排毒解毒ができていない状態とのこと。その毒が肌に炎症としてでている。治るよと言ってくださった。でも、肝臓が良くなると解毒排毒を再開するので、一度炎症が酷くなる可能性があるそうだ。それを施術でコントロールしながら治していくようにする方針になった。
「一度肝臓を元気にしてから排毒」…とてもわかりやすく教えてくださり、お任せしていいとのことなので、体をお任せする。自分で調べてあれこれしてきて、結果が出てないことに疲れ切っていることを理解してくださってとても安心した。そして自分で悩まなくて良いと思うと、とても気持ちが楽だ。
体のステロイドは思った通りもう意味を成していないそうなので、切ることにする。顔はまだ勇気が出ない。

 

サプリメンテーション

  • 酵素サプリ開始
  • ミネラル補給開始

ということで、簡単に言うとほぼ体が死んでいるということでした。

この日から、「使いたくない」と思いながら使い続けていたステロイドを辞めることを徐々に始めます。

しかしこの時点では、顔だけは、怖くて(顔に出るとメンタルがやられるので)顔だけ少量塗り続けています

 

5日後 ステロイドの反動と極寒の冷え(2019/3/17)

いよいよステロイドを切った反動がやってきて、体の発疹が酷くなってきました。予想してはいましたが、中々辛く、痒い。

そして鍼をしていただいた日の帰りから体の体温が落ちていきます。

今まではあったかかった手や上半身の冷えを感じるように。

これがなかなかすごくてですね、お風呂に入ると「体内氷で出来てるんじゃないか?」というくらい冷えているんです。風呂にいくらはいっても、寒い。冷たい。朝も尋常じゃなく寒い。

その時はわかっていませんでしたが、今なら何が起きていたのかわかります。

原因は:
・24時間くらいで低血糖(その当時は気づいていなかった)とエネルギー不足による冷え
・針による交感神経優位のリセット→のぼせがなくなる→冷えを感じるように

もともと冷えていたのですが、過緊張気味でそれを隠してた体が、針と、「人に頼っていい」と気が抜けたこともあり、本来の冷えを感じる状態になったのです。

からだのATPが全く足りていない、ミトコンドリアも冬眠しているんじゃないかくらいのレベルでしょう。

同時に自律神経が背側迷走神経の休息・消化モードに入り始めています

 

ということで、初診の様子でした。

次回は、

 

  • そもそも初診に至る前の生活〜副腎疲労の考えの典型〜
  • サプリが効かないワケ

です。

concept

ATOPIXでは、
アトピー性皮膚炎を病気として捉えません。
からだの状態の結果と考えます。
アトピーが現れるからだの状態について
からだのしくみを
分子栄養学、東洋医学、中医学、神経系、心理面を
あらゆる角度から見て
その治療方針を情報を発信するサイトです。