アトピー治療記②〜副腎疲労の典型的な思考〜

アトピー治療記
アトピー治療記

副腎疲労の時って、思考の極端さに拍車がかかりやすいのですよ。

前回はこちら
▷🔗【アトピー治療記1】〜初診時の状態と見立て〜

 

サプリが効かない?

サプリを飲み始めました。

効かないサプリ(2019/3/26)

摂取したサプリ:

  • 酵素サプリ
  • ミネラル
  • ビタミンB群

しかし、まっっっっったく効果を感じませんでした。1ミリも感じないんです。ミネラルを大量摂取しはじめたので便秘は解消されたものの、(というか吸収しきれない量を飲んでいたのでほぼ水便)むしろ体の疲労感は増していきます。

体の皮膚の状態も、日に日に悪化していきます。だって脱ステロイドを行いましたしね。

 

 

お腹周りがひどいですね。私の場合、皮膚の炎症部位=内臓の炎症の位置と直結している身体でしたので、お腹周りは腸内の炎症でしょう。

 

実は効いていないのではない

当時は「効かない…」「なんでだ…」と思っていましたが、今ならそう思った背景と理由が分かります。

 

<背景>

①鍼灸とミネラル摂取とで緊張が解けてきている

①効いていないのではなく、ちょっとは効いている。その感覚を分かっていないだけ。

③そしてそもそも量が足りていない

 

<理由>

①鍼灸の鍼刺激は副交感神経反射が起きるので、緊張が解かれやすい。笹森さん、身体がバカみたいに素直なので、鍼をされる度に、副交感神経刺激が入れられて、無事に緊張が解けている(ことに当時は気づいていない)。またMgの摂取も身体を緊張から緩める作用があるので、無事緩んでいる

アドレナリンをガンガン出して緊張を保って生きているアドレナリンファイターは、そのアドレナリンが出なくなり緊張できなくなってくると「体調が悪くなった」と思う。悪くなったのではなく「緊張が解けて、本来の疲れを感じるようになっている」が正解。でも思考は緊張し続けることが良いことと思っているので、緊張が解けている=悪いことと捉えがち。その状態の私。

サプリの摂取量が、この身体には足りていなかった。栄養素はその人間の体調によって必要量が異なります。

 

職場に体調不良がバレる(2019/4/10)

バレるという書き方をするとなんだかいやらしいですが、この頃の私は、体調不良が職場、周りの人間にばれることを尋常じゃなく恐れていました。

「体調不良になるなんてダメなやつだ」「心配されたくない」「心配のされ方が分からない。その対応のほうにエネルギーを使う。ので、ばれたくない」などなど様々なことを頑固に思っていました。

これは副腎疲労になる人の典型でもあり、また副腎疲労になった人の典型であるとも言えます。

前回のアトピー治療記①の最後に「自律神経が狂っている」と書きましたが、副腎疲労というのは体の疲労によって本来の自分の感覚が狂い、またそれすらも自らのストレスになる、という魔のループ的なことが往々にして起こり得ます。「卵が先か鶏が先か」状態です。

 

悪循環の記録

当時の振り返り記録があり、そこに記されているのがこちら。

 

ストレス→メンタル辛い→ストレス→体弱る→さらにそれで正常な考えが保てなくなる→変な自分の考えでメンタルやられる→変な食べ物食べたくなる→食べる→体フルボッコ→体が辛いから正常を保とうとして変な考えになる(笑)→正常であろうとする→正常なフリをする→社会とかその仕事場等の環境に適応することが正常であると思う→でもすでにメンタルも体も死んでいるので正常な判断も動きも仕事もできない。集中力もない。記憶もできない。→仕事ミスる→自己嫌悪→ストレス→上に戻る

 

上記の様に、すべてが副腎疲労になる要因となっていくのですね。そして思い込みが強くなっていきます。視野が狭まるので。

 

自己嫌悪のパターン

さらに記録にはこう続きがあります。

自己嫌悪にはたくさんパターンがあって、時には家族への関わり方が強くなって自己嫌悪とか、人への当たりが強くなって自己嫌悪、物事を悪意を持って捉える自分に自己嫌悪、変なものを食べた自分に自己嫌悪、などなど。多岐にわたる種類の自己嫌悪が襲ってきていた。自己嫌悪のプロ。負のスパイラル

自己嫌悪って、自分を攻撃していますから、自律神経は交感神経優位になりがち。

当時の体調と感想の記録と今の見解

体調朝と夜の低血糖が連日起きる。寒気が強くなり、日中と食後の悪寒が酷い。

感想:痒みが強く、今までは家に帰ってから感じていた痒みが、仕事のトイレ行く時毎回に痒さを感じるようになってくる。今まで体調不良を職場で隠していたが、流石に毎日ダウンを着て猫背で過ごしていたらバレた。看護師に気付かれ、上司にバレた。体調不良を言わなかったのは、心配されるのが心苦しいのと、言ったら病院に行けと言われることがとても嫌だったから。病院によって然るべき処方と診断をされて薬を飲まないと“治す気がない”と思われるのがとても面倒。そして案の定看護師の病院推しと、低血糖に対するブドウ糖摂取を勧められて疲れ果てる。副腎疲労での低血糖時、砂糖類で血糖値を上げれば上げるほど内臓が死に向かっていくのに…と回らない頭で返答する。

この、頑なさも、悪態をつく様子も、体調の影響が大。副腎疲労と低血糖の影響が大。今思うと「なんであんなにピリピリ、ガチガチしていたんだろう…」と思うほどです。そして文中の通り、4月の時点で、ダウンを着て過ごしていました。体温調整が全くできなくなっていたのです。

 

低血糖の値

この頃の血糖値ですが、あくる針灸院の日に測定装置を貸してくれたので、指先の血糖値を図ると40台(18時頃)でした。

正常範囲は80〜100低血糖と呼ばれるのが70台からです。よく生きていましたね。

ちなみに、この時私と菊池先生に「低血糖がそこまでやばい」という概念は強く存在していないので、低血糖ケアをしていませんでした。「低血糖だね」くらいの見解でした。

後々、低血糖状態であると治ってもまた悪化するな…?と言うことがわかっていくのですが…それはまた今度。

 

 

 

 

今回は長くなるので、ここまで。効かないサプリ(というか足りないサプリ)から、「サプリが効いたぞ…?!」は次回になります。

 

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