栄養療法
2022.12.14
【保存版】基本の血糖コントロール方法
栄養療法
アトピーはもちろん、全体調不良に血糖コントロールは必須。
なんで?と思った方はこちらの記事をどうぞ
▷「アトピーに血糖コントロールが必要な3つの理由」
今回は、今日からできる至ってシンプルな方法をお伝えします。
ちなみに、これは大事なことですが、血糖値がコントロールしにくくなっている、機能性低血糖状態であるというのは、すでに内臓の機能低下や炎症があったり、自律神経がちょっと緊張していることがほとんどです。
別記事:「低血糖は体調不良の本当の原因ではない」
ですので、今回の記事に登場する血糖コントロールはいう名の補食はあくまで「対処療法」であることをご承知おきくださいませ。治すとなれば、同時に栄養補給は必須だと考えても良いです。
では血糖コントロールの基礎をどうぞ。
補食とその目的
補食というのは、食物(液体も含む)での頻回食のこと。
補食=糖を補給しつづけることで低血糖が起きることを防ぎます。
もう少し詳しくいうと
・肝臓のグリコーゲンの保持・糖新生の阻止・コルチゾールの温存と・コルチゾールを血糖維持に割かない
を目的とします。
方法は二種類
液体による補食か、固形物(良質な糖質)による補食の二種類が挙げられます。
自分のライフスタイルに合わせた方法を行うのが良いです、
補食に向く食べ物一覧は別記事にまとめますね。(順次公開します)
液体のメリット
血糖値が安定しやすく、低血糖ケアによる体調の変化を感じ易い。胃腸機能が弱りきっている人におすすめ。
胃酸が出ていない人や鉄欠乏、超低タンパクで消化能力が低い人は液体でやることをお勧めします。
液体のデメリット
補食の回数が15分〜30分に1回と多く、職種や環境によっては行いにくい。
固形のメリット
補食の回数が出汁葛スープほど多くないので、行い易い。
味のバリエーションを持たせられる。
固形のデメリット
一回の補食の量が安定しにくく、また食品の種類によって血糖値の上がり方に個人差が大きい。
食べ疲れすることがある。
補食の間隔
液体と固形で、摂取の間隔が変わります。
それから、人によっても健康状態や体質で血糖値の維持持続時間は異なります。
ここに書いていることはあくまで平均値だと思って参考にして、自分なりのタイミングを探ってみてくださいね。
液体の場合
出汁+葛スープ(だし&栄養スープを使用を基本)なら
基本は15分〜30分の間に1〜3口くらい。
ただし1日で1.5Lほど摂取するのが基本になります。
出汁と葛は1Lあたり大さじ5〜6杯入れるのを基本とします。※厳密な糖質量も人によって異なります。あまり食べられない1日の糖質量が少ない人は、全体の濃度を増やすと良いです。
水分そんなに飲めないよ〜という人もおりますね。その場合もコツがありますが、一つひとつのコツを言っていると永遠と続くので割愛。
はちみつでのやり方を今回ここに書かないのは、出汁の方がアミノ酸補給になるからというのと、はちみつ使うならMgとビタミンB群入れたほうが良いと思っており、出汁とはちみつなら、出汁の方がお勧め度が高いからです、
固形の場合
良質な澱粉質(炭水化物)なら、食後1.5~2時間以内に1〜2口。
これまた、一人当たりの一口が違うので平均値とさせてください。大事なのは、食後の時間から数えるということです。
食事の時間がいつも同じ人なら時間で覚えれば良いですが、毎日変動するなら、しっかりと食後の時間で数えてくださいね。
超大事!補食のコツ!
これは本当に大事なので、頭に叩き込みましょう。
①お腹が減っていないくても摂取!
むしろお腹が減っているならすでに血糖値が下がっている時なのでちょっと遅いのです。詳しくは以下記事をご覧ください。
▽別記事「補食のタイミングの重要性」
②午前は1回以上、夕方は2回以上
血糖に維持に大きく関わっているホルモン「コルチゾール」は大体15時過ぎくらいから分泌量がガクンと減っていきます。ということは、この時間から血糖維持がさらにしにくくなりやすいのです。
大体16時前〜18時前の間に異様に甘いものが欲しい、コーヒーが飲みたくなりますよね。そういうことです。
15時のおやつとはよく言ったものです。
この時間にしっかり補食してあげると、夜の疲れが全然違うこともよくありますよ〜。
③一回の補食を食べる量が止まらない場合
・補食の間隔が遅すぎる・一回の量が少なすぎる(足りていない)・補食の種類が血糖維持に向いていない
などが考えられますので、「早める」「増やす」「変える」をしてみてくださいね。
以上、基本的な決闘コントロール方法でした。
これらは、基礎的であり、平均値をとった内容になっています。「いや、ここはこういうやり方もあるんだよ〜」などは大量にあります。人の数だけ血糖コントロールがあると思ってください。
しかし、それは書ききれないので、平均的な情報ということです。ご承知おきいただけますと幸いです。
血糖コントロールは、アトピーに限らず全体調不良の方、パフィーマンスを発揮したい方に必須です。
ぜひ保存版としてお使いください。
▽合わせて読む「補食の意義」
▽だし&栄養スープ
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