梅雨になるとアトピーが悪化する理由——カビ・気圧・コルチゾールの関係
こんにちは、笹森香納子です。
梅雨の時期、なんとなく体がだるい、アトピーの症状がいつもより出やすい——そんな経験はありませんか?
私も梅雨が本当に苦手で、正直「梅雨撲滅運動をしたい」と思うくらいだるくなる時期です。でもこのだるさや肌の悪化、実はちゃんとした理由があります。
今日は、梅雨の時期にアトピーが悪化しやすい理由と、今日からできる具体的な対策をお伝えします。
梅雨にアトピーが悪化する2つの原因
① カビの毒素が肝臓・腎臓に負担をかける
梅雨の時期は気温と湿度が上がります。カビは気温30度前後・高湿度という条件でとても繁殖しやすくなります。お風呂場だけでなく、空気中・押し入れ・洋服の収納場所など、湿気がこもりやすい場所ならどこにでも増えていきます。
カビはもともと体の中にも皮膚にも常に存在しているものです。カビそのものが悪いというよりも、バランスとして増えすぎてしまうことが体への負担になります。
カビが発生させる「マイコトキシン」という毒素を吸い込むことで、肝臓や腎臓に負担がかかります。これらの臓器は解毒を担っているため、フル稼働することで疲弊してしまいます。さらに気道や肺に入り込んで炎症を起こし、それが皮膚の炎症悪化につながることもあります。

気づかないうちに毒素をたくさん吸い込んでいる——それが梅雨のアトピー悪化の大きな原因のひとつなのです。
② 気温・気圧の変動がコルチゾールを消耗させる
梅雨は雨の日と晴れの日の気温差が大きく、低気圧が続きやすい時期でもあります。体はこの気温や気圧の変化に対応するためにコルチゾールというホルモンを使います。
コルチゾールは炎症を抑える・免疫を調整するなど、アトピー改善に欠かせないホルモンです。ところが、気温や気圧への対応が続くことでコルチゾールが消耗され、脳が疲労してコルチゾールの分泌量が低下してしまいます。これがいわゆる副腎疲労(HPA軸機能異常)の状態です。

コルチゾールが出にくくなると体の炎症を止められなくなり、皮膚炎が悪化する——梅雨に体調が崩れやすいのには、こういった仕組みが関係しています。
梅雨の対策はシンプルに「除湿」

対策はとてもシンプルです。湿度と温度の管理をすること。カビが繁殖しにくい環境を作ることが、そのまま体への負担軽減につながります。
私が実践していることはこちらです。
- エアコンの除湿モードを積極的に使う
- 外出時もできるだけ除湿剤を活用する
- 押し入れや洋服の収納には炭の除湿アイテムを入れる
- サーキュレーターで空気を循環させて、湿気がたまらないようにする
- 気温はできるだけ少し低めをキープする
要するに、「涼しく・空気を回して・除湿する」この3つです。
理想の環境は「図書館」をイメージして
この3つを完璧に実践している場所があります。それが図書館です。
図書館は本の紙が傷まないように、湿度と温度の管理が非常に丁寧に行われています。あの心地よさ、あのだるくならない空気感——あれがまさに理想の環境です。
「電気代がもったいない」「環境負荷が気になる」という声もよく聞きます。気持ちはよく分かります。でも、まず最初に整えるべきは自分の体です。図書館をイメージしながら、家の中をできる限りその環境に近づけてみてください。
まとめ
- 梅雨はカビが繁殖しやすく、毒素が肝臓・腎臓・気道に負担をかける
- 気温・気圧の変動がコルチゾールを消耗させ、皮膚炎が悪化しやすくなる
- カビは体内にも常在しているが、増えすぎることがアトピー悪化の引き金になる
- 対策はシンプルに「除湿・換気・温度管理」の3つ
- 理想の環境は図書館。涼しく・乾燥していて・空気が循環している空間をイメージ
梅雨の時期に体がだるい、肌の調子が悪いというのは、気のせいでも弱さでもありません。ちゃんとした体の反応です。湿度と温度の管理をするだけで、体がぐっと楽になることがあります。
ぜひ今年の梅雨は、お家の環境を整えることから始めてみてください。
次回は、私のおすすめの除湿アイテムをご紹介します。お楽しみに!
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