顔のアトピーが治らない本当の理由——皮膚の外側ではなく、内側に原因があった
こんにちは、笹森香納子です。
今回は、自由が丘で鍼灸・内臓クラニアルの治療院を営む菊池先生に、多くのアトピーの方が特に悩む「顔のアトピー」についてお話を伺いました。
私自身もアトピーがひどかった頃、一番人目につく顔に症状が出ることが本当に辛くて、顔だけはステロイドがやめられずに薄く塗り続けていた時期がありました。
スキンケアを変えても、塗り薬を変えても治らない——顔の症状は、実は表面の問題ではなく体の内側の状態が反映されていることがほとんどです。
顔にアトピーが出る主な3つの原因
① イースト(酵母)アレルギー

顔に症状が出る一番の理由として、イースト(酵母)の遅延型アレルギーが考えられます。ビールなどの酵母で発酵させた食品や、作り置きした食べ物で酵母が増えやすいものが該当します。
また見落とされやすいのが、日本のミネラルサプリメントには酵母を使用している場合があるということ。酵母ミネラルのサプリでアレルギーを起こして目が赤くなっているというケースも実際にあります。サプリを飲み始めてから症状が出てきたという方は、成分表示を確認してみてください。
② 副鼻腔炎・前頭洞の炎症からの波及

副鼻腔や前頭洞(おでこの奥にある空洞)に炎症があると、その炎症が顔の表面に波及します。おでこや眉間、上顎骨あたりが腫れて硬くなりやすい方は、この可能性を疑ってみてください。片側だけに症状が出る方は、そちら側の歯・上顎洞・前頭洞の炎症が関係していることが多いです。
③ 歯根病巣(歯の根の炎症)からの波及
歯の根に炎症がある場合も、顔のアトピーに影響します。歯根病巣がある方は腸内環境が非常に悪いことが多く、腸内細菌のバランスが崩れると口腔内の菌のバランスも連動して崩れます。腸と口腔内はつながっているのです。
顔の症状は「内臓の状態」が反映されている

菊池先生が施術で必ずチェックするのが、お腹の状態です。おへその上に手を置いて小腸の硬さやむくみを確認します。食物アレルギーなどで腸がむくんでいることがあり、炎症が取れると体重は変わらなくてもウエストが9cm細くなったという事例もあるほどです。
また副鼻腔炎がある方は、大腸よりも小腸のあたりが腫れぼったい人が多いという傾向があります。
その他、菊池先生が顔の症状チェックで確認するポイントはこちら!

- 電磁波(携帯・パソコン)による目の熱や乾燥
- 頬骨や上顎骨が熱を持って腫れていないか
- 顎関節症による体液・血液の滞り
- 顎の下や二腹筋の筋肉の凝り
- 前頭洞・蝶形骨洞の炎症や膿の滞留
湿疹が出る部位でも原因が分かる
湿疹が出る場所によって、原因のヒントが変わります。
- 肘まわり:リンパに絡む炎症が多い
- 手首:血液に溜まった炎症物質が関係していることが多い
リンパへのアプローチは、筋肉を強く揉みほぐすのではなく、皮膚の表面をつまむ程度の優しい刺激が適切です。
セルフケアと治療のアプローチ
金の針で炎症を散らす(施術)

菊池先生が使う最もシンプルな治療方法が、金の針で皮膚表面を優しくさするというものです。この「てい鍼」でさすると炎症が散って赤みが引くことがあります。奥の筋肉や筋膜に問題がある場合は、少し押し込んで深部の血液を流すよう調整します。
頭皮のケア
頭皮が硬くなりすぎると顔が引っ張られてむくむため、頭皮の凝りも顔のむくみや炎症に影響します。頭皮をほぐすケアも顔のアトピーに有効です。
栄養素のサポート
顔の炎症・粘膜ケアに取り入れたい栄養素はこちらです。
- ビタミンC:抗炎症・コラーゲン合成・副腎サポート
- ビタミンD:免疫調整
- 亜鉛:皮膚再生・免疫強化
- ビタミンA:粘膜の健全性を保つ
- グルタミン(アミノ酸):腸粘膜の修復
まとめ
- 顔のアトピーはスキンケアの問題ではなく、内側の状態が表面に出ているもの
- 原因はイーストアレルギー・副鼻腔炎・歯根病巣の3つが多い
- 腸・口腔・副鼻腔はつながっている。顔の症状は腸の炎症のサインでもある
- 湿疹の出る部位(肘・手首など)で原因のヒントが分かる
- 栄養はビタミンC・D・亜鉛・ビタミンA・グルタミンを意識して補う
顔に何かを塗る前に、まず喉・鼻・口・腸の内側からのケアを意識してみてください。表面に出ている炎症は、体の内側が教えてくれているサインです。内側を整えていくことで、顔の症状は必ず変わっていきます。
ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。
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