夕方になると痒みが爆発する——その背景に「機能性低血糖症」が隠れています

栄養療法
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夕方になると痒みが爆発する——その背景に「機能性低血糖症」が隠れています

こんにちは、笹森香納子です。

今日は、アトピーを慢性的に起こしている方の背景に、ほぼ確実にあると言っても過言ではない「機能性低血糖症」についてお話しします。

スキンケアも頑張っている。食事の内容も気をつけている。なのに、全然痒みがなくならない——。そんな経験はありませんか?

特にこういう方は要注意です。

  • 夕方3時すぎから痒みが急に強くなる
  • 夜7時ごろまで「痒くて死にそう」な時間が続く
  • 夜中も痒みで目が覚める、なかなか眠れない

私自身も10年以上アトピーだったので、この辛さは本当によくわかります。そしてこの状態の裏側に、血糖値の急上昇・急降下、または正常値を保てない「機能性低血糖症」が大きく関係していることがあるんです。


まずはチェックリストで確認してみてください

以下のチェックリストで、機能性低血糖症の可能性を確認してみましょう。

3つ以上→疑いあり 5つ以上→可能性大

☐夕方になると急に疲れる・ぼーっとする
☐食後2〜3時間後に眠気や頭痛が出る
☐甘いものやパンが無性に食べたくなることがある
☐食事を抜くと手が震えたりイライラする
☐夜中に動悸や悪夢で目が覚めることがある
☐朝起きたとき体がだるく、なかなか動けない
☐集中力が続かず、午後に急激に落ちる

いくつか当てはまった方は、ぜひこのまま読み進めてみてください。


血糖値が落ちると、なぜアトピーが悪化するのか

血糖値が下がると、体はそれを補おうとしてアドレナリンとコルチゾールという2つのホルモンを分泌します。アトピーの方にとって、この2つが特に問題になります。

アドレナリンが出ると起こること

  • 皮膚表面への血流が低下し、栄養・酸素が届きにくくなる
  • 汗による皮膚刺激が増加し、痒みが強くなる
  • 皮膚バリアの回復が遅くなる

つまり、機能性低血糖症でアドレナリンが出ると、湿疹や痒みが強くなり、皮膚の回復も遅くなるという状態になるのです。

コルチゾールのバランスが崩れると起こること

コルチゾールは、免疫の調整・炎症の抑制・アレルギー反応のコントロール・血圧の調整など、体にとって非常に大切な役割を持つホルモンです。

ところが低血糖を何度も繰り返していると、コルチゾールの分泌バランスが崩れ、量が減ってしまうことがあります。そうなると、炎症を抑えられなくなり、皮膚の再生もしにくくなっていくのです。

アドレナリンとコルチゾール、この2つが乱れた状態が続くことで、「炎症が抑えられない→痒みが悪化する→皮膚が再生しにくい→またアトピーが悪化する」という負のスパイラルが起きてしまいます。


私自身が体験した「血糖コントロールの重要性」

実は私も、一度アトピーが改善して肌が綺麗になった時期があったんです。でもその後、3ヶ月ほどで徐々にまた悪化していきました。

原因を振り返ると、血糖コントロールをやめていたんですね。

その後、改めて血糖コントロール・低血糖ケアを取り入れると、皮膚の回復スピードも、炎症の収まり方も、それまでとはまったく違いました。アトピーの方にとって、この機能性低血糖症へのアプローチが改善の本当に大切な第一歩だと、自分の体でも確信しています。


今日からできる3つのアプローチ

① 3食をしっかり食べる

炭水化物・タンパク質・脂質をバランスよく摂ることが基本です。難しく考えなくて大丈夫。「ご飯+味噌汁+鮭+納豆」「ご飯+味噌汁+卵」くらいのシンプルな組み合わせで十分です。炭水化物だけ、ご飯だけにならないように気をつけてください。

② 食事と食事の間を開けすぎない

朝8時に食べて、次が昼2時——これは空腹時間が長すぎます。その間に補食(軽食)を挟むなどして、血糖値が大きく下がらないようにしましょう。

③ アルコールとカフェインを控える

アルコールとカフェインは血糖値の急上昇・急降下を誘発しやすい飲み物です。体を改善している時期は、一度お休みしてみてください。

「でも楽しみを全部やめるの?」と思った方、安心してください。体が改善してくると、アルコールやカフェインを楽しんでもちゃんと回復できるようになっていきます。今は体を整えることを優先する時期、という捉え方でいきましょう。


まとめ

  • 夕方からの強い痒み・夜間の痒みの背景に、機能性低血糖症が隠れていることが多い
  • 血糖値が落ちるとアドレナリンが出て、皮膚への血流低下・バリア機能低下が起きる
  • 低血糖を繰り返すとコルチゾールのバランスが崩れ、炎症が抑えられなくなる
  • 3食しっかり食べる・補食を挟む・アルコール&カフェインを控えるが基本の対策
  • 血糖コントロールはアトピー改善の、本当に大切な第一歩

お金もかからず、今日からすぐできる取り組みです。まず1日だけ意識して試してみてください。翌日の痒みや体の感覚が、きっと少し変わるはずです。


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