「アトピーで何も選べない生活」をやめると決めた日——治療の転機と、体に起きていたこと

アトピー治療記
アトピー治療記

「アトピーで何も選べない生活」をやめると決めた日——治療の転機と、体に起きていたこと

 

 

こんにちは、笹森香納子です。

今日は、私のアトピー改善において「この先生に出会わなかったら、絶対に治っていなかった」と言い切れる菊池先生との出会いと、当時の体に何が起きていたのかをお話しします。

菊池先生は鍼灸師であり、内臓クラニアル(内臓の調整)の治療院を営んでいます。東洋医学をベースに、中医学と文医学を組み合わせた施術をされています。

今回は、先生にも当時の体の状態を振り返っていただきながら、私自身の言葉と合わせてお伝えします。

枕に顔をうずめて「もう嫌だ」と叫んだ夜

あらゆる治療法を試し尽くして、疲れてステロイドを使い始めた時期のことです。

ベリーストロングという強いランクのステロイドを使っても、明らかに「抑えているだけ」という感覚がありました。そしてだんだんとそのステロイドも効かなくなってきていた頃、友達や気になる人からご飯や遊びの誘いが立て続けにありました。

でも、「こんな体で、こんな顔では一緒に遊べない」と、全部断り続けていたんです。

ある日、それがどうしても耐えられなくなって、家に帰って枕に顔をうずめて叫びました。

 

「もう嫌だ!!!!!」
「何も選べないのが嫌だ!!!!!!!!!」

 

しばらくして、ふっと気持ちが切り替わりました。「アトピーによって選択が左右される生活を、もうやめる。絶対に治してやる」と、心の底から決意した瞬間でした。

そしてその1週間以内に、友人のSNSに菊池先生の投稿がふっと流れてきたんです。肝臓や内臓の視点からアトピーを見るという、当時は珍しいホームページ。「これは面白い」と思ってすぐメールをして、治療院に飛び込みました。

先生の目に映った、当時の私の体

最初に来たときの印象を、先生はこう話してくださいました。

「最初の印象が、アトピーっぽくないな、だったんです。それまで見てきたアトピーって皮膚表面が火傷したようにただれるタイプが多くて。笹森さんの背中はぷつぷつした出方で、ニキビでもない、不思議な出方をしていました」

そしてもうひとつ、先生が触診でわかったのが肝臓の状態でした。

「肝臓がパンパンに腫れていました。腸で細菌が作り出す毒素が血液に乗って肝臓に流れ込んできて、肝臓がそれを処理しきれずに腫れているという状態でした」

腕・脇・膝の裏など、関節のリンパ節に沿って炎症が出ていたのも、免疫の過剰反応が原因だったと先生は見立てていました。

「免疫の負荷がかかったとき、リンパ球が暴走してアレルギー反応が強く出ます。扁桃腺・リンパ節が腫れて、過剰反応した結果としてあの場所に炎症が出ていたんです」

通うほど体がだるくなる——あれは何が起きていたのか

先生の治療を始めてから、不思議なことが起きました。治療のたびに「良くなっているよ」と言ってもらえるのに、体感としてはどんどんだるくなっていくのです。仕事も頑張れなくなる。なぜ?という状態でした。

菊池先生はこう説明してくれました。

「普段からそれくらい寝込むほど疲れていたはずなのに、気合いとアドレナリンでギリギリ50%の普通の状態を保っていたんです。鍼灸や内臓クラニアルの治療は、必ず副交感神経優位の休息モードに入ることが必須です。その状態に入ると、上げていたアドレナリンがすっと消えて、元の状態——本来のどん底の状態——に戻ります。それが、治療のたびに体がだるくなるという体感だったんです」

後からこの話を聞いて、すべて腑に落ちました。本来なら頑張れないほど疲弊していたのに、最後の気力を振り絞ってアドレナリンで動いていた。治療によって副交感神経が優位になると、そのアドレナリンが抜けていく。体感としてはだるくなるけれど、それこそが体が本当に休もうとしているサインだったのです。

 

ステロイドを切ったとき、体に起きたこと

先生の治療を続けながら、栄養療法も並行して始めた頃、ステロイドが効かなくなってきたため体への使用をやめることにしました(顔にはまだ少し使用していました)。

するとその後、体に湿疹がバーッと広がりました。これについて先生はこう話してくれました。

「脱ステロイド後のリバウンドを知らなかったから、最初はただの再発だと思っていたんです。でも実は、あの時は腸内環境がすごく悪かったと思います。内側の内臓の状態が悪いと、その表面の皮膚に湿疹が浮き出てくるので、腸内細菌のバランスが急激に悪い方向に振られたことで、あの出方になったんだと思います」

体に起きていたことの背景が分かると、あの時期の辛さにも意味があったと感じられます。

 

そして今——一生治らないと思っていた場所が、綺麗になった

腕の内側・脇・膝の裏。炎症が何年も繰り返されて、黒ずみまで残っていた場所です。「一生治らないんじゃないか」と本気で思っていました。

でも今は、ノースリーブを着られるようになりました。黒ずみも取れました。1〜2年かけて、本当に綺麗になっていきました。本当に嬉しい限りです!

まとめ

  • 「アトピーで何も選べない」という限界が、本気で治す決意につながった
  • 内臓・肝臓・腸内環境の視点からアトピーを見ることが、回復の鍵だった
  • 治療後にだるくなるのは、アドレナリンが抜けて体が本来の休息モードに入るサイン
  • 脱ステロイド後のリバウンドは「悪化」ではなく、腸内環境の変化が表面に出ているもの
  • 一生治らないと思っていた場所も、正しいアプローチで必ず変わっていく

    菊池先生の治療院に出会ったこと、体の状態を内側から整えること、そして諦めないこと。この3つが重なって、今の肌があります。「アトピーは一生治らないんじゃないか」と思っている人もたくさんいると思いますが、内側から根本的に整えていくことで、アトピーは必ず良くなります。諦めず、改善していきましょう!

 

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